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ajims diary


2013-04-12 [金] プロムスって御存知?

!!Gulliver!!

最近よくクラシックを聴いてる。

先月書いた記事の彼女をきっかけに、

バイオリン協奏曲を中心にいろいろ聴いてるんだ。

(参照過去日記:2013-03-18 [月] 最近、彼女をよく聴いてるんだ。

上記の過去日記で紹介した2番目の映像は、

「BBCプロムス」のもの。

BBCってのは、言うなればイギリスのNHKだな。

プロムスってなんだ?

かなり気になってたので、

調べてみた。

「ザ・プロムス」は、

イギリス・ロンドンで毎年夏開催される、

8週間におよぶ一連のクラシック音楽コンサート・シリーズのこと。

ロンドンの、ロイヤル・アルバート・ホールを中心に、

100以上のイベントが行われ、

世界最大のクラシック音楽祭と言われている。

Oh!

創案者ロバート・ニューマンの考えは、

普段、クラシック音楽のコンサートを訪れないような人々も、

チケットが安く、より親しみやすい雰囲気であれば、

魅力を感じてくれるのではないか、というものだったそうだ。

素晴らしいな!

当初は、飲食、喫煙も自由だったそうだ。

画像の説明

ギャラリー席、アリーナ席の立見区画は、

チケットも通常席と比べて安価で、

基本的に、コンサート当日のみの発売となっているため、

人気演奏家や、著名作品の演奏では、

チケットを求める長い行列ができるそうだ。

なかでも、

最終夜のチケットは凄い人気で、

前夜から行列になることもあり、

否が応でも雰囲気が盛り上がっていく。

そして、

お客さんの服装も全くの自由!

素敵に着飾ることも恒例だが、

ディナー・ジャケットの人の他、

サッカーのイングランド代表チームのユニフォームや、

愛国的な語句を並べたTシャツを着用する人もあり、

さらに国や地域などの旗や、

風船、クラッカーを持って入場することもできる。

なんと!

最終夜の最後には、

場内の全員が起立して、

「ゴッド・セーヴ・ザ・クイーン(キング)」を斉唱、

楽団員も立ったまま演奏する。

その後、聴衆と舞台上の合唱団が隣の人と腕を組み、

楽器なしで「Auld Lang Syne(蛍の光)」を歌う。

こりゃ、国民的なイベントなんだな!

素晴らしいね。

最初の「プロムス」コンサートは、1985年。

その後、1927年に、BBCが運営を引き継いだ。

第二次世界大戦中も、民間のスポンサーを得て続行。

そして戦後、BBCが再び運営にあたることになった。

最近では開演前のトーク・ショー、

ランチタイムの室内楽コンサート、

子供のためのプロムス・イン・ザ・パークなどの新企画が登場。

イギリス国内では、

全てのコンサートがBBCラジオで生中継され、

テレビでの中継放映も多いそうだ。

また、BBCプロムス・ウェブサイトでは、ライブ中継を試聴することも可能。

最終夜は多くの国(日本ではNHK衛星第2)で中継放送されているそうだ。

知らなかった!

今年のは見てみようっと。