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ajims diary

2010-08-24 [火] 亀の手って御存知？

！！Gulliver！！

よくここに書く、

ガリスタ近所の名店では、

ちょくちょく、

珍しい食材を目にする。

こないだは、

フジツボを頂いた。

え？

フジツボって食えんの？

って感じだが、

これがなかなかウマい。

フジツボは、実は、

貝ではなく、甲殻類に分類されるんだそうだ。

つまりエビとかカニとかと一緒ってことだな。

へぇ～。

で、

今度は、

”亀の手”というのを頂いた。

亀の手と言っても、

本当の亀の手ではない。

フジツボと同じ甲殻類。

正確にはフジツボ目ミョウガガイ科。

スペインでは、

亀の手を『ベルセベPERCEBE』と呼び、

高級食材として扱われ、

塩茹でしたものがよく食べられているんだそうだ。

画像の説明

食べた感じは、

貝みたいな食感と味。

亀の手には、大量のコハク酸が含まれてるんだそうだ。

コハク酸と言えば、

ホタテ貝の旨味成分。

コハク酸は、体内でクエン酸に変化し、

代謝を活発にして、疲れにくいという効果が、

見込まれる物質なんだそうだ。

おまけに、

海のエキスをたっぷりと含んでいるので、

ミネラルの宝庫とも言えるんだそうで。

なるほど、

食べる時は、

うろこのように見える皮の部分を、

指で破いて剥いてから、

身を食べるんだが、

大量の汁がビュッと出て来る。

で、これがまたウマい。

そういうわけでか、どうかはわからないが、

エネルギッシュなスペイン男子に、

これを好む人が多いんだそうだ。

日本でも、

全国的に獲る事ができるが、

これを専門に獲る漁師さんは、

いないんだそうで、

ほとんど流通してなくて、

山陰～九州地方で、

ちらほらと見る事ができる程度だそうだ。

ガリスタ近所の名店も、

１ヶ月前から、

漁師さんにお願いしてたんだって。

へぇ～。

見た目はグロテスクだけど、

ウマいです。

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