！！Gulliver！！
今回、ひっさしぶりの新幹線に乗って、
思ったんだ。
俺は喫煙者。
でもタバコを吸えないとこ増え続けてるな。
電車、バス、飛行機、タクシー、
公共のものと言えるような乗り物で、
喫煙可能なものは、いまやほとんどない。
ごく一部を除いて。
そう、今ではすっかり、
それに違和感もなくなり、
それがあたりまえの感覚になった。
飲食店でさえ、
まず灰皿を探す。
なければ、喫煙可能か聞く。
可能なら、風上、風下の方向を気にする。
もうそれが自分のなかでも自然な事になってるんだな。
でも、東海道・山陽新幹線って、
いまだに喫煙可能な乗り物なんだ。
飛行機に対抗してるのかね。
最新車両、N700系ってのは、
喫煙ルームってのがあるんだ。
これはいい。
これを見つけて、
ここへ入れば、なんの迷いもなく一服する気になれる。
でも、N700系以外の、
旧型の車両には、１両だけ喫煙車ってのがあるんだ。
つまり，普通にシートに座って、
普通にタバコを吸っていいという車両。
今回これにも乗ったんだ。
といっても、禁煙車両に座っていて、
喫煙車両に一服しに行ったわけ。
その車両に入ると、
堂々とタバコを吸ってる人が目に入るので、
「あ〜、なるほどこれが喫煙車両か。
よし、空いてる席に座って俺も一服するか。」
となるんだが、
これがどうして、
落ち着かない！
もうね、
体が現代の感覚に慣れちゃってるわけ。
なんかもう、すんごいタブーを犯してる気分。
「公共の乗り物だぞ、電車だぞ、席がいっぱい並んでるぞ、
こんなとこ、堂々と吸うとこじゃないぞ！」
って非常識な感覚が共存したまま、
一服することになるわけ。
それで初めて、
自分のなかに喫煙マナーと呼ばれてるものが、
少なくともある程度は存在していて、
それを無意識に意識している事に気付いたんだ。
新幹線は全部N700系にして欲しいね。
各席にコンセントがあるのもいい。