ajims diary

2008-09-09 [火] 俺の右下肢機能全廃について。パート１

！！Gulliver！！

１８年前、

バイクで対向車と真っ向勝負したわけ。

結果は当然惨敗で、

俺はやっつけられた右下半身とともに、

勝負地点から遠く離れたとこで、

気がついたんだ。

いやぁ、ダットサントラックは頑丈だったね。

今思えば、

人間あんなに飛べることはそうないから、

そん時の景色もしっかり見たかったなぁ。

で、救急車を待つわけだが、

俺は右足を見て、「なんじゃあ、こりゃぁ！」だったよ。

でも、右下半身は感覚がなくなっていたんで、

痛いという感じではなくて、

なんだか苦しみの世界だったなぁ。

そして、なんだか雄大なものに抱かれているような、

不思議な感覚も共存していた。

とてつもなく広大な大自然の中にポツンと自分がいる感じ。

俺は、今でもたまにその感覚になる事があるんだ。

救急車に乗ってからは、

ろれつも回らなくなってきて、

だんだん生きる力が無くなってきているのを感じていた。

俺の出血量は、

一般的に言われている致死量をちょっと上回ってたらしい。

緊急手術が始まり、

麻酔をかけられた途端に、

突然苦しみが消え去り、

まるで、徹夜明けにベッドに横たわった時のような、

安堵感に包まれたのを覚えている。

俺は一瞬に眠りに落ちた。

最初の何回かの手術を担当してくれたドクターが、

かなり熱血派って感じの先生で、

俺の右足はもう、

切断して義足にしたほうが生活上便利だと説明された。

しかし、

「できるだけ残しましょう！」

「将来この足を元どおりにする技術が生まれるかもしれませんから！」

と言ってくれたんだ。

後で転院した先の担当医がＸ線写真を見て、

「すごく丁寧に手術されていますね。」

と説明してくれた。

その後、

合計１年間ほどの入院と、

７回の手術を経て、

普段の生活に戻った。

数年間は松葉杖生活だったんだ。

ーパート２に続くー

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ Yatsugatake (2008-09-10 [水] 07:03)

CDジャケットを読んで初めて知りましたが、それまで全然気が付かなかったですね。
今のあることに感謝です！

_ けんけん (2008-09-10 [水] 15:56)

ボクも昔原付乗ってて車にひき逃げされたことありますが、体は傷だらけになりつつも無事やったわけで、広大な大自然には行けなかったわけで、親分の場合は多分そんなミクロな話しではなくて広大な大自然の外にいた人が見ると燦々たる光景やったんでしょうね...。
ちなみにボクはその場で警察を呼べない理由があって、その車の人が一旦は降りてきて、ボクが警察を呼ばないと知ってから渡された連絡先は...後々見事につながりませんでした！(笑)
賢いな～！でもそんな人嫌いだ～！

_ ブレゲ時計トゥールビヨン (2023-12-11 [月] 18:12)

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